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第52回定時株主総会開催

  平成24年6月21日、午前11時より、同和興業株式会社 第52回定時株主総会が開催されました。


  当事業年度におけるわが国経済は、東日本大震災により製造業を中心に操業休止や減産など一時的な混乱状態になり、また原発事故を起因としたエネルギー供給制限から生産活動の低下、個人消費の自粛ムード、さらには、欧州経済危機から過度な円高による輸出製品の採算悪化やタイの大洪水被害なども加わり、きわめて停滞色の濃い状況で推移しました。
  ビルメンテナンス業界におきましては、震災により多くの建物が倒壊や滅失するなど経営に大きな影響を与えましたが、幸い災害復旧・復興活動による需要の拡大もあり業績改善が見られました。災害復旧・復興につきましては、業界全体で今後とも積極的に取り組んでいく必要があると考えます。

 

(当社の業績)

  当事業年度におきましては、震災後のきわめて厳しい経営環境にありましたが、名取エリアの業務拡大と一層のサービス向上を図るため、平成23年11月1日に営業所として10ヶ所目となる名取営業所を開設いたしました。
  このような状況下におきまして、当社の売上高は対前期比223百万円減(3.4%減)の6,259百万円となりました。震災後の復旧・復興に伴う臨時業務の売上増加や年度後半から既存契約物件の業務再開もありましたが、震災による既存契約物件の業務停止の影響が大きく売上高は減少しました。
  経常利益は対前期比10百万円減(8.6%減)の113百万円となりました。経費削減の一環としての広告宣伝費・人件費の圧縮、内製化による外注費等削減の原価管理の徹底、採算割れ物件の見直し、人員配置の効率化など収益力の向上に努めて参りましたが、売上高が減少したことから経常利益も減少しました。
  経営環境が厳しさを増す中で、当社は常にお取引先に信頼される企業を目指し、また経営環境の変化に柔軟に対応しつつ、安定的な収益確保に努めて参りました。今後も引き続き、財務体質の健全化を図りながら業績向上に積極的に努めて参ります。