第53回定時株主総会開催
平成25年6月27日、午前11時より、同和興業株式会社 第53回定時株主総会が開催されました。
平成24年度の日本経済は、東日本大震災を経験し企業業績の回復が急務となっておりますが、欧州経済危機・中国経済の成長鈍化など経済の先行き不透明感が高まっております。
又、日本銀行によるデフレ脱却に向けた積極的な緩和策継続に対する期待感が高まり、円安株高の動きが見られました。しかし、年度後半になると日中関係悪化による輸出の落ち込みもあり景気の減速感が一段と強まりました。
ビルメンテナンス業界においては、東日本大震災後復旧・復興はしているものの、依然として業種間・地域間格差があり、特に、東北地域においては引き続き厳しい経済状況であり、収益確保が非常に厳しい環境下にあります。
（当社の業績）
当事業年度におきましては、震災後2年を経過し厳しい状況が継続しておりますが、震災関連業務等の受注があり企業業績に大きく貢献いたしました。
このような状況下において、まなウェルみやぎ・仙台市宮城野区文化センター・SELVA（セルバ）・福島白河第一データーセンター等の大型物件や臨時業務の受注があり、当社の売上高は対前期比262百万円増（4.1%増）の6,522百万円となりました。経常利益は対前期比241百万円増（212.7%増）の355百万円となり、人件費・法定福利費の見直しや退職金の減少および賃貸物件の不動産賃貸収入・受取配当金や保険解約・助成金等の雑収入の増加があり、前期以上の増収増益を確保いたしました。
このような事業環境の中で、当社は企業価値を高めるため高度な技術力にて確固たる営業基盤の確立を図るとともに収益増強に努め、更なる業務および事務の効率化と経費削減に全力を尽くしてまいります。