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第55回定時株主総会開催

  平成27年6月25日、同和興業株式会社 第55回定時株主総会が開催されました。


(1)事業の経過およびその成果

 当事業年度におけるわが国経済は、消費税率引き上げ後の個人消費の停滞や駆け込み需要の反動が影響したものの、政府による景気対策や日銀の金融緩和を背景に緩やかな回復基調で推移しました。その一方では、円安による輸入品や原材料の価格上昇、海外景気の動向等が国内景気を下振れさせる懸念は残っており、本格的な景気回復の見通しは依然として不透明な状況であります。
 ビルメンテナンス業界におきましては、大都市を中心に複合型商業施設の建設や既存ビルにおける空室率の改善・賃料上昇が見られたものの、地方におけるビル経営市場は依然として厳しく、そのしわ寄せがビル管理コストの削減に影響するなど、首都圏と地方の格差はいまだ改善されない状況で推移しました。
 また、人件費の上昇・少子高齢化による人材募集難などは、経営資源として大きく影響を受ける当業界にとって、今後も重要な課題となっております。

 

(当社の業績)

 当事業年度におきましては、建物修繕工事を中心とする臨時工事部門の売上が、前期までみられた東日本大震災関連の修繕工事はなくなり、震災前の水準に落ち着いたため売上高は前期を下回る実績となりました。その一方で、仙台市立病院ならびに大崎市民病院の新規大型受注は複数年契約であることから、翌期以降の売上確保に大きく貢献するものとなりました。
 この結果、売上高は対前期比 98百万円減(1.4%減)の 6,637百万円、経常利益につきましては、人材確保による人件費の増額と退職給付引当金の計上、および不動産の修繕工事等が影響し、対前期比 64百万円減(20.5%減)の249百万円となりました。

 

 今後も全社員一丸となり最善を尽くして参りますので、株主の皆様におかれましては、より一層のご理解とご支援を賜りますようお願い申しあげます。