第57回定時株主総会開催
平成29年6月29日、同和興業株式会社 第57回定時株主総会が開催されました。
（1）事業の経過およびその成果
当事業年度におけるわが国経済は、政府の経済政策の効果により、企業収益の向上や雇用情勢に改善がみられ、引き続き景気は緩やかながら回復の傾向にあるものの、中国をはじめとしたアジア新興国経済の失速、英国のＥＵ離脱、米国の大統領選挙などが影響し、経済の先行きはなお不透明な状況が続いております。
ビルメンテナンス業界におきましては、品質インスペクター制度の活用やビルクリーニング資格の複数等級化、エコチューニング事業など、将来を見据えた「品質を重視した適正な価格」への取り組みが積極的に行われました。
しかし、慢性的な人手不足や人件費の上昇など、経営環境は引き続き厳しい状況となっております。
（当社の業績）
当事業年度におきましては、当社の得意とする医療関連施設と商業施設にそれぞれ2件の大型物件を受注することができ、これが増収増益の主な要因となりました。また、臨時工事部門につきましても、売上高全体の比率はまだまだ低いものの、対前期比を上回る実績によって利益の上積みに貢献しました。
費用の面では、好調な業績に支えられ金融機関の有利子負債が順調に減少し、支払利息を削減することができました。
この結果、売上高は対前期比257百万円増（3.8％増）の6,989百万円、経常利益は対前期比18百万円増（6％増）の330百万円となりました。
株主の皆様におかれましては、今後とも一層のご理解とご支援を賜りますようお願い申しあげます。